コロナウイルスと子供の教育どっちが大事?

ちゃんと効果判定していますか?
なんとなく良さそうな対策をしていませんか?

コロナウイルスの予防は国を挙げての取り組みが必要です。でも、ちゃんと科学的に対策の有効性は検証されていないように感じます。本記事では子供にとってのコロナウイルスの脅威と、教育についての考察です。日本におけるコロナウイルスの健康影響については、8月末の1週間のコロナ関連データから推定を別記事で述べました。「ちゃんと体動かしていますか&感染症の動向9月7日時点まとめ
インフルエンザと比較したコロナの影響と子供から大人への感染拡大の影響についてが本記事の趣旨となります。

まずは、アメリカCDCのオープンデータから作成したグラフをご覧ください。2020年中にコロナウイルスまたはインフルエンザウイルスで亡くなった方を示しています。これをみるとコロナウイルスによる死亡はインフルエンザよりも高齢側に偏っています。この理由は明らかになっていません。若年はすでに旧コロナに感染していて交差免疫があるとか、BCGがよかったとか、いろいろ言われていますが、決定的な説明にはなっていません。

こちらはコロナウイルスの年代別のPCR陽性者数と死亡者数から死亡率を算出したグラフです。これもCDCのオープンデータからです。「ちゃんと体動かしていますか&感染症の動向9月7日時点まとめ
で示した日本における死亡率と同様です。

子供は感染している確率も大変低く、大人と違って容易に感染しない可能性もあります。しかも、様々な国の感染伝播に関する研究でも、子供から大人への伝播は確立が低いようです。それらをまとめた論文では、

学校や保育園の再開は高齢者の死亡に対する影響はない

Jonas FL, Acta Pediatr, 2020.

と結論づけています。

大人の感染も自宅外からと考えられるので、子どもたちを自宅にいさせることで大人を自宅にくぎ付けにする作戦という意味では効果的かもしれませんが、全く働かないでいい家庭なんてほとんどないし、働く親だって、主婦・主夫だって、ずっと子供といたらさすがに参ってしまいます。

コロナウイルスに関係なく、子供たちが社会的に孤立することをうつ病のリスクを高めるという報告もあります。また、将来のための能力の獲得や成長機会が奪われてしまうことは、大変悲しいことです。

「今」ももちろん大事ですが、子供たちにとっては「未来」があることを忘れてはいけません。

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投稿者: keisuikansagamihara

相模原市中央区の空手教室です。

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