相撲をしよう

空手と言えば、突きや蹴り、たまに投げ のイメージがあるかと思います。その基礎には、足腰の強さ、力を相手に伝えていく感覚、相手の力をいなす感覚が必要です。

そこでおすすめしたのが、相撲です。

はじめに

伝統派空手では寸止めルールになるため、パワーは不要と思われがちですが、それでも上手に寸止めするためには突きを当てる感覚が必要になります。どれくらい腕をのばすとどのくらいの力で相手に当たるのか、また、自分の身体の中で拳に力が伝わっていく感覚というのがわかっていないと十分に早くて有効な突きは出せません。ましてや蹴りはとても難しいです。特に幼児から小学生だと、最近は身体を当てあう遊びをしていないので余計に自分の力というのをわかっていないように思います。

力のぶつかり合いといえば相撲です。厳密にいうとお互いの力が拮抗する中でのバランスの崩しあいが醍醐味なのかもですが、子供の体育という意味では力をぶつけ合うという表現のほうがわかりやすいのかなと勝手に思っています。

力の伝わり方

例えば、手押し相撲だと、体幹から起こる重心移動を手に伝えて、相手からの力を上回るようにしないといけません。この時に肘を曲げてしまったり、肩回りのゆるみがあると力を十分に伝えられずに負けてしまいます。

体格が同等の二人が組み合って押し合う場合を考えると、平行に押し合うとほぼ体重の多寡で勝負が決まります。相手の重心よりも上から押そうとすると、相手に伝わる力の何割かが重力方向に伝わってしまい、摩擦が大きくなって相手の踏ん張り力に加担してしまう結果となります。

特に体格が相手よりも劣る場合は、相手の力をいなすことを考えないといけません。ひねったり、回したりして、相手の力が自分に伝わらないようにしつつ、相手の力を利用してバランスを崩すゲームを考えないといけません。

幼い時から相撲すべし

さて、相撲を取ることで、上述の力の伝わり方やいなし方を知るわけですが、その中で自分が得意な力の使い方を知ります。これは頭でっかちの大人よりも感覚で生きている子供のほうが飲み込みが早いです。子供のうちに知っておくと、いろいろな競技におうようできるので有利かなと思います。

ということで、子供が取り組みやすい相撲の方法を挙げてみたいと思います。

相撲
普通に少し距離を取って蹲踞の姿勢から「はっけよい のこった」ではじまる相撲が面白いです。注意したいのは、大人があまり指導しないことです。子供達は相手との取り組みの中で、足りないものを自覚します。パワーで勝るか、優らないならどうバランスを崩すか、いなされたらどう立て直すか、、、。大人の指導が入ると、せっかくの遊びが練習になってしまいます。

組み合ってから相撲
蹲踞から始めるとガツーンとぶつかって危ないなと感じたら、組み合ってから始めるでもいいかもしれません。たぶん、勝負は掛け声より前に始まっていると言わんばかりに、もぞもぞといい位置を探っていると思います。

しゃがみ相撲
しゃがんだ状態で相撲を取ります。足が伸びない分スピードが出せないので、崩すための力の使い方が覚えられるのと、めちゃくちゃ足腰が鍛わります。大人は3回くらいでへばるかもしれません。

ある程度取り組みを行ったら、技術の足りないところを自覚してもらうために、ルールをカスタマイズしていくといいと思います。例えば、直線的な押し合いにすればパワーが重要になりますし、動ける範囲を狭くすれば崩しの感覚が重要になります。そこに、足をひっかけてもよいとか、帯しか持っちゃいけないとか、ルールを追加する感じです。


相手も含めてたバランスの感覚は、中学生以上になって、足払いとかが使えるようになった時に有効ですし、今後のルール改正で昔のようにある程度の組み合う時間が許されるようになれば、より重要なスキルになります。空手の練習の合間や親子の遊びに相撲を取り入れてみてください。

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藤和会さんと合同練習を行いました

当教室はこれまで藤和会さんと仲良くお付き合いさせていただいており、コロナ禍で体育館が使えなかった時期は、藤和会さんの生徒さんと合同で練習させていただいきました。

去る7月22日と29日に技術交流と保護者様が大会のお手伝いを円滑にできるように練習していただきましたので、所感を述べます。

礼はできていたか

思っていたよりは、できていたかと思います。ただ、道場ではできていることが、場所が変わるとできなくなることとして、礼があります。どこで礼をすべきか子供だとわからないので、仕方ないのです。もう経験していくしかないので、今後も他の道場さんと技術交流する中で、学んでいってほしいですね。もちろん、普段の練習でも、口すっぱく指導します。

練習や試合

藤和会さんには、大会で上位に入る子もいます。空手歴の浅い当教室の生徒さんでは、段違いと言っても過言ではありません。(悔しいですが、現実です)もっともっと練習が必要だなと思う部分は多々ありました。特に基本稽古が疎かになっており、引手ができていなかったり、拳の握りが甘いなどは今後の課題だと感じました。

ただ、負けている時でも果敢に自分の技を出し続けて勝とうとする姿勢が見られたので、大変頼もしいと感じました。これこそ、当教室で大切にしている「勝つことにこだわる」姿勢です。

保護者様の関わ

大会の補助員を各道場から出さなければいけない関係で、保護者の皆様にも練習の機会がということで、補助員の練習もしていただきました。慣れない事を覚えることは大変でしたでしょうし、もっとお子様の様子を見ていたかったかとは思います。本当にありがとうございました。

技術交流の総括

今回の技術交流での目的は、勝つことではありません(負け惜しみではなく)。

  • 普段と違う環境でどれくらいできるか
  • 得体のしれない相手と戦うことの難しさ
  • 普段の自分の関わり方が良かったか
  • 自分に何が足りないか
  • 難しい環境でも、できていたことはあるか

その意味で、今回の技術交流は大成功だったと自画自賛しております。8月に入ってから数回の練習がありましたが、明らかに生徒の顔つきが違っていて、つまらない基本練習でも真剣に取り組む様子が多く見受けられました。きっと、 目的意識が芽生えたのではないかと思っています。今後ずっとこの熱量をもって練習に励んでくれたら嬉しいなと思います。難しそうなら、都度出稽古を企画します。

これからも頑張りましょう!

最後に、合同練習を受け入れてくださった藤和会の皆様には、貴重な経験をさせて頂いたことを感謝申し上げます。今後とも懇意にさせて頂ければ幸いです。よろしくお願いします。

上達する子だけが知っている大切なこと

スポーツでも勉強でも努力は大事です。でも、その方法を間違えていると、せっかくかけた努力(時間、金、等々)が十分な成果となって返ってきません。空手を教えている時、大学生の時に学習塾のアルバイトで勉強を教えていた時の経験から、上達する子どもにはある共通点があると考えています。そして、自分にそれを当てはめたときにも、上達した時にはそれが当てはまっていたように思います。子育てや教育で指導的立場にいる方の一助になればと思い、この記事を書こうかなと思った次第です。

この記事のコンセプトは筆者が生まれる前からあって、同じようなことは手を変え品を変え、発表されています。PDCAモデルだったり、経験学習サイクルだったり、「○○な子になるための××」みたいな本だったりです。でも、こういうのは多くの事象を抽象化して、まとめていった結果としてのモデルなので、日々の学習や練習で、必ずしも実践しやすいものではないと感じます。

アウトプットがお好き

すぐに実践する
技だったりの説明をしたとして、上達が早い子は、聞きながらその場ですぐに実践して自分なりの解釈をしようとします。逆に上達が人並みの子は、素直に聞いてくれたとしても、さぁやってみようとなるまで動きません。勉強でも、同じです。覚えのいい子は、例えば生物で花の構造を勉強するときに、絵描き歌でもするかのように、うにゃうにゃ言いながら、説明中でもノートに絵をかき始めます。普通の子は、説明中はちゃんと聞いていて、終わってから、教科書だったり問題集に取り掛かります。

多分、教えている側としては、前者の方は「俺の説明を聞きもしないで怪しからんやつだ」、後者の方は「まじめに聞いてくれていい子だ」という感想を持ちがちです。でも、実際はそうじゃないから、面白いなと思いました。

これは、人間にとってアウトプットこそが脳への定着率を高める重要な要素だからではないかと思います。だれの研究かは忘れましたが、アメリカの研究で、インプットとアウトプットの比率はどれくらいがいいかの報告がありました。文章か、単語かを暗唱する課題に対して、インプットの時間とアウトプットの時間をグループ毎に変えたそうです。その結果はインプット3,アウトプット7が最も成績がよかったそうです。

説明したがる
上達が早い子はやたら、人に説明したがります。教えた直後に「○○ということ?」みたいに要約してくれたり、隣の子に言ってみたり、いろいろですが、とにかく言語化したがるような気がします。

きっと、自分の言葉にして説明すると、事象の構造が整理されるのかもしれません。また、感覚的に覚えるよりも、自分なりに言語化して理解することで長く記憶が残るのかもしれません。

実験したがる
空手で、「この技はこうやって使うんだよ」と説明したとして、上達が早い子は、その技をあれこれシチュエーションを変えながら練習しているように感じます。実際にどうかはわかりませんが、明らかに無理筋な状況でも技をだしている時などに、説明が本当かどうか試しているのかもしれないと感じた時がありました。その子なりに考えて、技を自分のものにしようとしたときに、先生からの説明だけだと納得できなかったのでしょう。勉強では、ある公式を教えたときに、その公式を使った問題で、どのパラメタが不明になると問題が解きにくくなるかを教えてくれた子がいて、驚愕したのをよく覚えています。どんな公式化は忘れました。

負けず嫌い
いい面と悪い面があるとは思いますが、負けず嫌いな子は良く伸びるなと思います。特に組手だと、1対1の戦いで勝ち負けがはっきりするし、練習に熱が入るのだと思います。ただし、負けず嫌いだけど努力しない、言い訳ばかりするという子もいるので、一概には言えないなと思いますが、「負けたくない」という気持ちがどういう行動に向かうかで成果が変わってくるのかななんて思ったりします。


いかがでしたか?今回の記事は、思っていることをだらだら書いただけなので、飲み屋で話すような内容で恐縮です。構成を考えながら、世に言う「素直さ」ってあんまり上達に寄与しないなと思いました。素直すぎて、自分で考えられないと、一定レベル以上には上がれないということなんでしょうか?それとも自分がひねくれているのでしょうか?

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暑くなってきましたね。熱中症対策について

夏日が続いていてしんどいですね。朝玄関から出るたびに、家に帰りたくなります。そんな暑い日が続いていても、空手の練習はあります。幸い当教室にはクーラーがついているのでまだマシですが、体育館等で練習していた時を思うと、、、

暑い中練習する時に、最も心配なのが、

そう

熱中症

本記事では熱中症についての啓発をしたいと思います。

熱中症ってなに?

まず、そもそも、「熱中症ってなんだ?」って話興味ありませんか?なければ、下の方の「熱中症の対策」セクションだけでも読んでいってください。

熱中症とは
熱中症というのは、簡単に言うと、身体の中に熱が籠ってしまっている状態のことをいいます。風邪とかでしんどいのは、細菌やウイルスと戦うために身体が発熱するからです。体温が上がると脳はその機能を守ろうとしてダウンします(意識障害)。ちょうどパソコンなんかも負荷をかけすぎて熱が上がりすぎたときは強制的に落ちますよね。そんな感じです。通常は体温が上がりすぎないように、汗をだして、気化熱を利用して体表面の温度を下げようとします。しかし、例えば、気化熱で下げることができないほどの高気温だったり、脱水で汗が出にくいなどの状態では、十分に体温を下げることができずに身体の中の温度が上がっていってしまいます。

熱中症の症状
人によりけりではありますが、よく訴えがあるのは、

  • めまい
  • ふらつき
  • 吐き気
  • 頭痛
  • 筋痙攣(足を攣るとかそういうのです)
  • 意識障害(ぼーっとしたり、眠ってしまったり)

怖いのは、軽微な症状から徐々に悪くなるのではなく、急に意識障害までいくことがあることです。

熱中症の対策

よくある勘違い

やってはいけない、けど、そう考えがちなことを書いておきます。

気温が高いから熱中症になる➤クーラーを切らすな!部屋を南極並みに冷やせ!!
暑いからといってクーラーを20度くらいに設定して、熱中症になった人をそこに押し込む方々がいますが、だめです。なぜならば、あまりに涼しい部屋の場合、身体の表面は冷えるのですが、同時に体表面の血管が収縮して内部にある血液が熱を持ったままになるからです。子供とか老人は体温調節が苦手なので、表面体温が正常でも内部の体温(深部体温)といいますがすごく高いことなんてざらにあります。(コロナを機に表面体温を測る機械がバズってますが、実際の診療で発熱が疑われる人には使いません。信用できないからです。)

水分が足りない➤とにかく水を飲ませろ!
熱中症になるまでに、多くの水分が失われていることは確かです。なので、水分摂取はものすごく大事なのですが、「水」ではまずいです。失われた水分は汗として放出されているわけですが、同時に塩分も外に出て行ってしまっているからです。最近は飴で塩分を取れる商品も売られていますが、やはり水分と同時摂取が望ましいので、スポーツドリンクやミネラル成分を含んだ麦茶などがよいと思います。

おしっこいっぱい出てるから脱水じゃない➤練習しろ!
尿は腎臓を通る血液が濾過されて作られます。当然、脱水の時にはいったん濾過された水分が再吸収されますが、そうはいっても、大量に血液が流れているので、必ずしも必要な量が再吸収されるとは限りません。体温が高くなると、身体のアラートとして心拍数があがりますから、心臓から体に向かう血液の量が多くなります。そうすると、本当は身体としては水分が足りないのに、尿として出て行ってしまっているということも往々にしてあるのです。だから、お子様がいつもよりやたらトイレに行くなと思ったら、それは熱中症のサインかもしれませんので注意してください。

予防のためにやってほしい対策

熱中症の予防のためには、当然日々の生活の中での疲労回復も大切です。十分な睡眠バランスのよい食事などは当たり前として、その他に注意したい対策を列挙します。

  • 細目な水分摂取
  • 細目な休憩
  • 首に濡れタオルなどを巻いておく(汗の代わり+首の血管を通じて冷える)
  • クーラーは25度~28度程度にしておき、換気も同時にする

なっちゃったときの対応

がんばって対策しても、なっちゃうものは仕方がありません。なってしまったときの対応も覚えておくのがよいでしょう。キーとなる考え方は、

とにかく深部体温を下げる

これにつきます。加えて、熱中症の時というのは、血管が開いて血圧が保ちにくい状態でもあるので、脳への血流が少なくなりがちです。座っている時は、リラックスるしているのに、頭が心臓より上にあって血液が届きにくい状態なので、失神などの危険が高まるので是非やめてください。具合が悪い時は寝かしておくが吉です。あんまり具合が悪くて口から水分を摂ることもできないようなら、迷わず救急車を呼びましょう。

ということで、熱中症になってしまったときの対応は以下のようになります。

  • 首、脇、股間、手足を冷やす
  • 涼しい場所に移動する
  • 水分をとる
  • 横になる
  • (物凄く具合が悪かったら)救急車を呼ぶ

熱中症対策でした。さらっと書いたので、細かい部分で実際とは違う箇所もありますが、とにかく伝えたいのは、最後のほうです。今年の夏はとにかく暑くなりそうなので、覚えておいた方がよいと思います。

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空手の蹴りの練習方法ー初心者から中級まで

当教室の生徒さんは、熱心な方が多く、ご自宅で自主練習しているという話も聞かれます。ただし、自主練習はやり方を間違えると、効率を落とすことにもなるので、今回は、特に初心者にとってハードルが高い、蹴りをテーマに練習方法を考えてみたいと思います。

なぜ蹴りが苦手か

多くの初心者にとって、突きはなんとなくできるなと感じても、蹴りになったとたん

「できないorz」

となるのではないでしょうか?

その理由としては

  1. 片足でのバランスがとれない
  2. 蹴った時に身体がぶれる
  3. 蹴った時、引き足の時の勢いを制御できない
  4. 膝を伸ばしきる感覚・股関節を広げる感覚がわからない

こんなところかと思います。

知能が高くなっていくと、工夫ができるので、少し練習すればコツを掴めるのですが、幼児から小学校低学年までだと、練習量をこなさないとなかなかうまくいきません。そもそも、小学校低学年までの子供は体幹の筋力も弱く、日常生活で片足のみで立ったり、ましてや何かを全力で蹴るなどの経験が少ないので、動作獲得までのプロセスが複雑です。

蹴り動作における補助の仕方

手でもバランスをとる感覚
ケンケンとか、眼をつむって片足立ちが長くできるようにするとか、そういうのもあるのですが、いくら蹴りの練習だからって、せっかく練習するのに、道場でこんなんばっかりだったら、ちょっと困りますよね。

そこで、おすすめしたのが、「手をつないであげる」 ことです。

人間の知覚の中で深部感覚というのは、自分だけの位置情報だけでなく、自分が触れているものの変化だったりも感知します。これを利用して、お互いに構えた状態で近づき、腕相撲のように手を組みます。受け手はこの手を動かさないようにしてあげると、蹴る方は、蹴った際のバランスを足だけでなく手でもとれるようになり、格段にバランスがよくなります。これを繰り返して、自分の体重(重心・バランス)を手でもコントロールする感覚を感じます。

その後、手背同士をくっつけて同様のことをすると、少ない面積かつ手背という体重を預けにくい部位でのコントロールに移ります。

これができたら、人差し指どおしをくっつけるのみにして蹴りをすると、ほとんど自力でコントロールする状態での蹴りなり、最終段階として「自力での安定した蹴り」が出せるようになります。

当教室の生徒にも、よく手を以て身体を蹴らせます。すると、手を持たない時に比べて痛みを強く感じるのと、明らかに蹴りのスピードがあがることが実感されます。(子供は大人に容赦ありません。。。)

蹴る感覚がない
いくら寸止め空手だからって、初心者の段階から寸止めをすると、当てる感覚・肘膝周りの筋肉が伸びて、目標物に当たった際の衝撃による反射などの感覚を覚えられません。指導者やご自宅であれば親御様は、生徒に蹴りを全力で出させて、きちんと受けてあげた方がよいです。だんだん、「このくらいの距離だと、膝が伸びきったときに、子の位置に足がくる」みたいな感覚を覚えることができますし、衝撃による反力で引き足をとる感覚も養えます。また、初心者、特に子供は、腕や足を伸ばしきった時の筋肉での制御がうまくできないので、まじめに思いっきり空にむかって突き蹴りをすると、関節を痛めます。加えて、力の伝え方がわからず、その場でのバランスを保つことを覚えてしまいます。このことは、練習場での指導の際にも気をつけたいことであり、当教室でもなるべくミットや、時に指導者の身体に突きや蹴りを当てさせるようにしています。
*強くなるために練習しているのに、当てる練習をしないとかありえないです。子供の時から安全性ばかり追い求めると、本当に必要な時に安全を担保できないと私は考えています。

アドバンスト

実際の組手では、蹴り単発よりも突き蹴りの組み合わせで、攻撃を組み立てます。足を自在に操るレベルにならないと、試合で蹴りが決まるかどうかは運ゲーです。そこで、上記の練習を、上段中段回し蹴り・裏回し蹴り・内回し蹴りなど、あらゆる蹴り技の組み合わせの練習に使うことがより高みの練習となります。

一発の蹴りで足を地面に降ろすことなく、最初は2発、できれば5発以上の蹴りの組み合わせができるようになるといいですね。

蹴りの組み合わせでは特にバランスを保ちづらく、最初から補助なしだと、高さや向きなどの調整が二の次になってしまいます。バランスは補助してあげて、蹴りの精度を高めることに使ってください。


端的にまとめてみました。もちろんできるなら蹴りは速いに越したことはありませんが、本記事の練習は全力でやるよりも形をきれいにする目的でやられたほうが良いかと思います。参考になれば幸いです。

空手が強くなるための割と知られていない知識_ストレッチショートニングサイクル

現代の競技空手は組手も形も、とにかくスピードが大切です。このスピードを出すためにいろいろな方法で鍛えに鍛えまくるわけなんですが、これを知らないと効率が悪いので、記事にします。

筋肉はバネ

これは、素直にイメージできると思います。

バネというのは、いったん縮むことで、弾性力を蓄え、解放された時に一気にその力が発揮されます。逆に言えば、縮まない限りは大きな力が出せないという事です。

つまり、大きな力=スピードを出そうと思ったら、筋肉をいったんは縮めないといけないわけです。

逆に、バネは伸ばせば縮みます。筋肉でも同じです。伸ばせは伸ばすほど、戻る力・速度が早くなります。

余談ですが、「ゴムゴムのー」で有名な主人公の技たちですが、伸ばせば伸ばすほど衝突時のパワーは減衰するので、主人公の力が最も発揮されるのは、思い切り腕を伸ばした手足を超近距離の敵にぶっ放した時となりますね。ちなみにこれは、ばね定数を一定と仮定したときの話です。だから、もし、主人公がバネ定数を操れるなら、バネ定数をめちゃくちゃ高くすれば、ちょっとだけ伸ばせば良いということになります。(ビジュアルが地味すぎて流行らなそう、、、)バネ定数を低くしてめちゃくちゃ伸ばしてから、バネ定数を上げると、ダメージが増すので、相手が隙だらけなら、これもアリですね。

筋肉は反射する

この筋肉が縮んでから伸びるまでの間に、身体の中では反射という現象が起こります。詳しく書くと、例えば、腕を曲げようとしたときには、上腕二頭筋が縮むから始まって、以下のような感じになります。

  1. 上腕二頭筋が縮む
  2. 上腕三頭筋が強制的に伸びる
  3. 上腕三頭筋内の神経(感覚ニューロン)が脊髄に伸びたという情報を伝える
  4. 情報は脳を経由せず、直接に脊髄前角細胞に働いて、上腕三頭筋が収縮する

お気づきでしょうか?

腕を曲げようとしているのに、上腕三頭筋が反射的に縮んでしまっています。つまり、腕の屈曲を邪魔しているのです。

なんで、こんな非効率な動きが発生するかといえば、筋肉が伸びすぎて切れないための防御機構が必要だからです。

反射の利用

上述の反射を利用した運動パフォーマンスの向上をストレッチ・ショートニングサイクル(SSC:Stretch Shortning Cycle)大切なので2度言います。

ストレッチ・ショートニングサイクル(SSC:Stretch Shortning Cycle)

要するに、
主動作前に予備動作として目的の運動と反対の動きをすると、バネがよく使えるぜ!
って話です。

例えとしてよく出されるのは、ジャンプです。皆さんも是非やってみてください。

高くジャンプすることを目的とします。次のうち、もっともそれが達成しやすい動作はどれでしょうか?

  1. かがんだ状態からジャンプ
  2. いったんかがんでジャンプ
  3. 立ったままジャンプ

正解は2ですよね。

空手への応用

さて、空手の指導においては、突くときに手を後ろに下げてはいけないと指導されます。子供の時から、「相手に打つことを気づかれてしまうから」などというもっともらしい教えは常々疑問でした。皆さんはいかがでしょうか?

SSCを知ると、「身体の前進により手が後方に残るので、意識的に手を後方に引いたりせずにタメを作る」が正しい伝え方なのではないかと思います。もちろん、相手に気づかれないことは大事なのですが、回避不可能な場面では気づかれてもいいわけで、そうであるなら、パワー・スピードが出やすい動作をするほうが理に適っています。でも、このSSCを利用したパンチであれば、どんな場面でも応用が利いて、パワーとスピードを出せます。

ボクシングの井上選手やパッキャオ選手なんかは、要所要所の攻撃にSSCをうまく使って、自分よりも体格が大きい選手に対してもKOを量産しています。

突き

例えば、刻み突きを出すという動作は「腕を伸ばす」ということです。つまり上腕三頭筋の収縮により肘関節が伸びます。上腕三頭筋の運動にSSCを取り入れるなら、まず思い浮かぶのが上腕二頭筋の収縮(肘の屈曲)ですから、腕を曲げてから突けばよいのです。

でも、それじゃバレちゃうっていうなら、こうしましょう。

肩関節の挙上による上腕三頭筋内側頭の伸展です。

実は上腕三頭筋はその名の通り、3つに分かれていて、そのうち長頭と呼ばれる部位は、3つの部位の中で唯一肘関節以外の関節との連動ができうる筋肉です。肩甲骨の下のほうにくっついています。さらに、上腕三頭筋は一つに合わさった後は、下端のほうで尺骨(腕にある2本の骨のうち小指側の骨)の上端(尺骨肘頭)にくっついています。骨とくっついている場所がわかれば、作用はなんとなく想像できますね。上腕三頭筋長頭は肩関節の伸展と内転に関わっています。

つまり、SSCを意識しつつ、肘関節の動きは作りたくないなら、「肩甲骨を内側に絞める・挙上させる」「腕を外側に回す」を予備動作として行えばよいのです。

ちなみに、突きを放ちっぱなしだと掴まれたりするリスクがありますし、競技空手では引手の速さが重要です。伸ばした腕を引くためのSSCは、さらに伸展させることです。これを実現する予備動作が拳の内旋です。だから、空手やボクシングは正拳(横拳)が良いとされるのかもしれません。

加えて

この議事では、目に見える現象からSSCを説明してみました。でも実は、筋肉の動きというのは、脳から抑制的な信号の加減で、制御されています。筋肉が動くときは、脳が「動けー」って命令してるんじゃなくて、「待機やめー」って言ってるんですね。

だから、SSCを自然に行おうと思えば、ある動作の前に、それと真逆の動作を一瞬だけ想像すると良いのです。

速く突こうとするなら、「速く突きを引く」

速く蹴ろうとするなら、「速く蹴り足を引く」

力を入れようとするなら、「脱力する」

こんな具合です。どうでしょう?道場で先生方が指導されるときの言葉になりますね。

SSCを動作に応用するには、目的の動作の反対の動作がどういうものなのかを理解しないといけません。さらに、理論武装したあとは実践です。皆で切磋琢磨しましょう!

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空手を自主練習するときに気をつけたいこと

ゴールデンウィーク明けの練習で、レベルアップしている生徒さんが多くいらっしゃいました。よくよく聞くと、ご自宅で練習していたとのことで、本当に喜ばしいです。

ということで、今回の記事では、自宅で稽古するときの注意点を書きます。

自宅と練習場の違い

まずは、自宅と道場などの練習場の環境の違いについて、考えてみましょう。この違いは、新型コロナウイルスで生活の一部になりつつあるオンラインレッスンでも、注意したいことかなと思います。

  1. 指導が声のみ
  2. 指導者や練習生の姿がない、あるいは、立体感がない
  3. 練習場所が狭い
  4. 突きや蹴りを当てる対象がない
  5. 他にも面白いことがある

練習の質

1.指導が声のみ
これはオンラインレッスンや動画による学習の際に、まだVRやARは一般的ではないので、画面を見ながら、講師の動きの説明や注意点などを覚えていくのだと思いますが、実際に必要な練習というのは、自分がもつ身体のイメージと筋肉による実際の動きを同調させることですので、どうしても、指導者が、文字通り手取り足取りに形を整えてあげることで上達していきます。音声と視覚のみでは片手落ちですので、第三者的視点を補う必要があります。ご家族からの助言や、自分の動きを動画で撮影して、ビデオと同じ画面に移すなどの工夫が有用です。

2.指導者や練習生の姿がない、あるいは、立体感がない
特に子供は自分の体格に近い、同級生や先輩の動きをみて、動きを覚えていきます。自宅だと、自分以外に練習生がいないので、学びの効率がやや落ちます。加えて、画面越しの見本には立体感がないので、画面に映る映像以外の側面を見ることができません。この辺りはVR・ARの発達に期待したいと思います。

3.練習場所が狭い
空手のその場基本であれば、畳半畳分のスペースがあれば、できます。しかも、その場の基本は筋トレ的な要素もあり、その質を高めれば、全身運動が省スペースで実現できます。ただ、空手は対人の技術であり、攻撃には体重を乗せないといけませんから、その意味では基本稽古だけなく、体重移動ができる分だけのスペースが必要で、やはり2~3畳分はほしいですね。省スペースで練習するなら、ステップの練習として、重心を一点に保ちつつ、足の位置を入れ替える練習もおすすめです。

4.突きや蹴りを当てる対象がない
初心者、特に子供は、腕や足を伸ばしきった時の筋肉での制御がうまくできないので、まじめに思いっきり空にむかって突き蹴りをすると、関節を痛めます。加えて、力の伝え方がわからず、その場でのバランスを保つことを覚えてしまいます。このことは、練習場での指導の際にも気をつけたいことであり、当教室でもなるべくミットや、時に指導者の身体に突きや蹴りを当てさせるようにしています。やっぱり当てないと拳を握らない癖がついてしまいます。昔は巻き藁をたたいて拳を鍛えていました。お子様がご家庭で練習する場合でミットなどが用意できないときには、保護者様の手や身体で受けてあげるようにしてあげるといいです。きっとその痛みでお子様の成長を感じられると思います。


端的にまとめてみました。参考になれば幸いです。

組手はステップが9割

空手と言えば、突きや蹴り、たまに投げ のイメージがあるかと思います。しかし、組手で最も多くの時間が割かれ、戦略の上でも重要な技術は、別にあります。

そう、高速の世界で勝つために、現在最も多用されているのがステップです。

はじめに

ステップがなぜ多用されるかというと、相手の攻撃の的やタイミングを絞らせないためと、自分がスムーズに攻撃動作に移るためです。

レベル差があると、ステップだけで相手を転がすこともできます。

それくらい重要なのにも関わらず、ステップに特化した練習をしている道場は多くないかなと思います。

理由は、ステップが「伝統的」な空手の動きにはない比較的新しい技術だからです。それこそ、空手の仮想敵が剣だった頃は、むやみに動いたら、切られますから、的を絞らせて、そこを往なし、反撃するほうが理にかなっていたんだとは思います。加えて、剣を持った状態でステップができるわけはなく、剣を持った敵は摺足が基本になりますから、負けない=死なない ための技術にステップは不要です。

しかし、現代のようにポイントを取らないと勝てないルールになると、積極的に攻めるための行動が求められますから、そうなるとステップが非常に重要になるのです。

ステップの使い方

ステップは冒頭でも書いた通り、攻撃のためだけではなく、相手に的を絞らせないことや、タイミングをずらすために有用です。

攻撃時は、常に床からの反力を受けているので、その反力を推進力に変換すれば、相手の方に飛んでいけますから、相手の隙が見えた瞬間に攻撃に移ることが可能になります。

また、同様に、相手が攻めてきた際に、前側の床反力を使うと後方に移動でき、右側を使えば、左に移動できることから、回避にも移りやすいと言えます。単発なら、止まったところから反力を使って回避してもいいんですが、連続技で勢いに乗られると、厳しいので、やはりステップによる準備が必要です。

常に移動する物体に照準を合わせることは非常にストレスです。打とうと思っても、相手がそこにいなければ、打てません。予想してみても、予想が外れたときは、攻撃をもらうリスクが大きくなります。つまり、攻撃する立場からは、ステップで動き回られると、攻撃を出しづらいと感じるものです。

忍者みたいに予備動作なして、最速に到れれば、それに越したことはないんです。それが簡単じゃないから、若くて身体が動くうちは体力に任せたステップが有効になります。だんだん攻撃の予測とか狙った瞬間に攻撃が出せるようになってくると、ステップをしなくても良くなっていって、戦い方が変化します。

YouTubeで高校生と大学生の組手の試合をみると一目瞭然です。高校生の組手では、素早いステップで試合コートを縦横無尽に動き回ります。一方で、大学生の試合では、ピョンピョン跳ねるようなステップではなく、ゆったりと構えて、緩急のついた足運びが多く見られます。

ステップの練習での考え方

ということで、試合に勝つためには、ステップを練習しないといけないわけですが、ただ闇雲にぴょんぴょんしているだけじゃダメです。

練習方法については、別記事「組手のステップ」を見て頂くとして、練習から、動作にはちゃんと意味を持たせて、その動作の利点と欠点を把握しておかないといけません。この利点と欠点は、選手のスピードや反応速度により、変わってきますから、練習の際に一緒に確認しましょう。

例えば左右方向のステップでは、フックのような回旋軌道の技がポイントにならない競技空手の特性上、特に的を絞りづらくさせる効果があります。ただし、リズムが単調になると横に移動した瞬間を狙われますから、常に移動方向と逆に動く、あるいはダッキングの準備をしておかないといけません。ただし、ダッキングで回避する場合、横方向への動きを狙われているわけで、相手の突きの軌道も、やや横に向かっているので、軌道修正がしやすいことから、大きめのダッキングにしたほうが回避率は高まります。

また、前後方法のステップでは、重心や上体の位置で距離感を騙しやすいので、自分でリズムを作ってしまうと、後ろに下がってから前に出る瞬間などが狙われます。

ステップはややもすると、中に浮く瞬間を狙わて場合、為す術なく攻撃をもらいかねません。常に、

今攻撃が来たら、どう対処するか

次の着地点からできる攻撃は何か

相手の、位置取りの意図はなにか

相手の狙いを外すには、どこにいるべきか

などなど、色々なことを考えていかないと、上級空手家にはなれせん。


常に考えることが、大切です。

考えて、試して、考えて、試して、、、

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昇級審査を行いました

昨年に入会してくれた生徒さん達は、皆さん本当に毎週コツコツと練習に来てくれて、どんどん上達しています。

ということで、そろそろかなと思う生徒達の昇級審査をしました。

今回の審査は、日頃から懇意にさせてもらっている、というか、当教室の元々所属だった会の先生と、オブザーバー1名にも評価してもらいました。

審査は、普段の練習とは少し違った雰囲気なので、どの子も緊張しているのがよくわかりました。それでも、懸命に今までの練習の成果を披露してくれて、無事に昇級の評価になっています。

個別の評価・コメントはまとめ次第対象者にわたします。

これを練習の励みにしてくれたら嬉しいなと思います。

これからも頑張りましょう!

うちの子才能ないかもと思ったら、、、

はじめに断っておきます。今回の記事は全くの持論です。これまでの研究なり報告なりの知見がないわけではありませんが、個人の見解レベルなので、ご了承下さい。

つまるところ、『好きこそものの上手なれ』だぜっていう内容です。

才能ってなに?

体格をはじめ、行動特性など、スポーツの成績を決める様々な要因が遺伝的に決まるとされています。例えば、伝統空手の組手において必要な要素は、クイックネス、反射速度、パワーといった、身体的特性が非常に重要です。α-アクチニン3(ACTN3)遺伝子をご存知でしょうか?この遺伝子にはR型とX型があります。持久系のスポーツ選手にはXX型が多く、スプリント系やパワー系では、XX型がいなかったということで、スポーツの成績に遺伝が影響する例となります。

しかし、サッカーやバスケを始めとした球技やもちろん空手では、単純な身体能力だけでは勝負できません。

空手で言えば、危険予知能力だったり、状況に応じて瞬時に戦略を組み立てる力(冨樫先生はこれを思考の瞬発力と表現されました。)も非常に大事で、身体能力の強みを活かす・弱みを補うことができます。

サッカーの久保健英選手があれほどスペインリーグで活躍されているのも、単にフィジカルやテクニックだけではなく、サッカーにおける戦術理解や、状況に応じたチャレンジができるからです。

つまり、才能には、例えばテクニックのように目に見える才能もあれば、思考のしゅんぱのように、見た目ではわからない才能もあるのです。

遺伝の組合せ

仮に、上述のすべての要素が遺伝的に決まるとして、すべての要素でベストの遺伝子を引継いでいるヒトはどれ程いるのでしょうか?

ACTN3遺伝子は2通りの型がありました。ちなみにメタボリックシンドローム関連の遺伝子型は4〜9通りであると報告されています。

スポーツの成績を決める要素がめちゃくちゃ少なく見積もって10個だとします。

すると、遺伝子が表現する要素には、平均的に遺伝子の型が、2通りなら1024通り(2の10乗)、3通りなら59049通りの型がある計算になります。

遺伝だけで決まるわけない、決まってほしくない

少なく見積もっても、これだけの型があって、全てを親から引き継ぐ確率は、限りなく0に近いと思います。

プロレベルでも、指導者が変わったり、練習環境が変わる事で、成績を伸ばす選手が多くいます。遺伝だけで全て決まるなら、こんなことは起こり得ないはずです。

加えて、遺伝の影響があったとして、それを補う練習が無駄になるなら、こんな悲しいことはないです。

というか、スポーツは楽しむものだ

柔道で小学生の全国大会が今後開催されないことが決まりました。山下会長は、この理由として、一部の指導者および保護者における行き過ぎた勝利至上主義の子供への影響を挙げています。要は、柔道はもっと楽しくやろうよってことですね。

目前の勝利は大事ですが、本来の試合の意義は「試し合い」ですから、強い相手に自分の技を試す機会であるはずです。このチャレンジが子供にとっては楽しくて、その競技に夢中にさせます。

子供に才能がないなと思ったら

子供の習い事の様子を見て、「うちの子才能ないかも、、、」と思った時、そこには親のエゴとして、勝利できないことの悔しさはないでしょうか?思ったほど上達していかないもどかしさはないでしょうか?

もちろん、勝利・上達を目指しで頑張るからこそスポーツは楽しくなるという側面はありますが、もっと根本的には、スポーツを通じて、全人的な能力(身体、精神、頭脳etc…)をいかに成長するかという視点も大切かと思います。

そうだとすれば、仮にその子に競技の才能がないとして、

それでも楽しんでいるなら、

親としてやるべきは、

伸び悩みの原因や勝利のための戦略を一緒に考えてあげるなど、思考の練習のための題材とすれば、それで良いのではないかと思います。

楽しんでいないなら、才能云々以前に、なぜ楽しくないのかを一緒に考えて上げてほしいです。もしかしたら、伸び悩んでいて、それを楽しくないと表現しているのかもしれません。もしかしたら、別の競技に興味が移ったのかもしれません。「もしかしたら」は尽きません。

子供の事に補助輪の如く伴走してあげると、次第にその競技技術は上達していきます。低学年のうちはあんまり上手じゃなくても、言葉の理解力が高まる高学年で一気に上達する子供もいれば、最初は良くて、指導者が目をかけていても、本人の慢心で上達が遅くなり、つまらなくなってやめてしまう子もいます。

いずれにしろ、子供にとっては、親が自分の悩みなり目標なりに、一緒に向かってくれることで、親への信頼が育まれるんじゃないかと思います。


いかがでしたでしょうか?この記事では、スポーツの才能について考えてみました。最終的には教育論みたいになっちゃいましたが、それがスポーツの本質ではないかと思う今日このごろです。

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