当空手教室では、礼節を大切にするよう練習生には指導しています。それに関連するエピソードをご紹介します。
これは、直接その現場を見ていたわけではないのですが、練習生の親御様から伝えて頂いたことになります。
最近は小中学校での武道必修となっているようで、中学生体育の一環で柔道があったそうです。生徒たちは柔道場での練習ということで、集団で柔道場へと向かっていました。当然ヤンチャ盛りの中学生なので、生徒達はお喋りしながら移動していたそうです。
多くの生徒がお喋りをしながら柔道場へ入っていくのを、体育の先生は仕方ないかなという感じで見ていたようです。
当教室の練習生だった生徒も入口まではお喋りしていましたが、入口ではお喋りをやめ、気を付けの姿勢をとり一礼をしてから入室したそうです。
その様子を見て感心した先生から大変褒められたとのことでした。
親御様からこの話を聞いて、私も感心したので、当該練習生に「褒められたんだって?偉いじゃん」と声をかけたら、
「当たり前です」
とはにかんでいました。
恥ずかしかったかもしれないけど、素直に喜べよと心の中で拍手を送りました。
もちろん、親御様の教育の賜物であることは間違いありませんが、当教室では礼節を大事に指導しており、それを実生活でも実践してくれていたことが本当に嬉しかったです。