2022年9月25日に藤和会さんが主催されている全日本藤和会オープン選手権に参加しました。
藤和会さんは懇意にしている団体さんであり、時折合同練習もさせて頂いている道場です。実を言えば、当教室の指導陣は全員藤和会で空手を学びました。今大会はコロナにより3年ぶりの開催となり、以前とは比べ物にならないくらい参加選手の人数は激減していました。とはいえ、やはり大会に向けて子供達は練習するわけで大会のレベルが下がったわけではなさそうです。相模原市の多くの空手道場さんが参加する大会で、相模原市民大会でも優勝するくらいの選手が出場してくるような大会ですので、当教室としても気合をいれて臨んだ大会になります。
幼年の部・形(基本)
幼年の部では8位までの間に当教室の生徒が4人も入ってくれました。自分事でもありますが、生徒様、保護者様、おめでとうございます。
そのうちの1人は優勝してくれたわけですが、立ち方・つき方・気合、全てにおいて圧倒的でした。今後も頑張ってくれたらなぁと思います。他の子もしっかりと練習の成果はだせていたかなと思います。後半になって集中力が切れてしまっていたので、それは課題ですね。今後は形を少しづつ覚えていくわけですが、しっかりとついてきてくれたらうれしいなと思います。
幼年の部・組手
優勝と3位決定戦で負けて4位に入ってくれた生徒が出ました。おめでとうございます。幼年とは言え、相手の出方を伺う感じなどもあって、手に汗握りました。本当によく頑張ってくれたと思います。欲を言えば、普段の練習の半分の実力も出せていなかったので、精神力を強化していくか、普段の半分でも勝てるくらいに実力をつけてもらう必要がありますね。反省点はいくつかありますが、一番気になったのは、技を出すときに力んでしまって予備動作が大きくなってしまうことです。小学生になると、予備動作でできた隙に技を入れられてしまうので、最重点課題として指導していこうと思います。
小学生・形
残念ながら入賞者はいませんでしたが、まだ空手を始めて1年くらいしか経っていないことを考えるとよく頑張ってくれたなと思います。6年生で始めた生徒はまだ4か月しか練習していないので、他所の道場で長くやっている子たちに交じって形を演武することは勇気がいることだったと思います。中学生になると学校の部活も忙しくなってやめてしまう子もいるのですが、その心意気が上達の要素でもあるので、もったいないから是非続けてほしいなと願っています。
小学生・組手
3,4年生の部で、3位決定戦で惜しくも敗れてしまい敢闘賞になりました。中段突き1本で勝ち進んだ生徒がいました。持てる武器をフルに使って、果敢に攻めてくれたので、とてもよかったと思います。練習時間が限られているので、なかなか新しい技や実践経験が不足する中で、十分な成果をだしてくれたと思います。形では緊張で振るわなかったようで、そのくやしさをバネにしたのかななんて空想してしまいました。
今後は間合いや中段突きの弱点を補う技を中心に教えていこうと思います。
団体戦
低学年が出場できなくなったために急遽幼年部から1名アサイン、3年生から1名、6年生1名のチームで臨みました。結果は1勝1敗1分けでポイント差での惜敗でした。でも、それぞれがやれるだけのことをやった結果でしたし、なにより一人ひとりが自分の勝敗の重さを自覚し勝負の結果に対して責任感を持ってくれていたように感じます。
終わりに
個人的に大変喜ばしいなと思ったのは、特に練習するようにと指示しなくても、生徒が自発的に教えあっていた姿が見られたことです。藤和会所属の子が教えてくれて、それをしっかりと自分事にして少しでも技術を身に着けようとする姿勢に感動しました。(次の出番まで3時間以上あることわかってるのかなぁとヒヤヒヤしたのも正直ありますけどね。。。)
当教室としては、もちろん勝負にこだわることを掲げていますが、その先には団体戦で選手が見せてくれたような責任感だったり、勝負の厳しさだったりといった人間的成長をしてほしいからです。その意味で、本大会では十分すぎるほどの成果だったのではないかと考えています。
最後に、保護者様におかれましては、子供の試合を間近で見て応援していたかったと思うのですが、記録係等、大会運営に尽力してくださって本当にありがとうございました。