生徒の精神的成長を垣間見ました

当教室の指導では、精神的強さを身に着けて、どんな世の中でも生き抜ける力を大切にしています。そのためのプロセスとして、勝ちにこだわることも指導の中で伝えます。生徒達は良く練習してくれていて、子供ながらに立派だなと日々思います。最近の指導の中でも指導者として嬉しく思ったことがあるので、書き留めておきたいと思います。

悔し泣き

先日、ある生徒の昇給審査を行いました。
練習では本当によくできる子で熱心に取り組んでくれている生徒です。昇給審査と言っても教室内で普段指導している先生が審査するというだけなのですが、それでも審査されるというのは緊張するもので、その子も普段の実力の半分もだせていませんでした。技を度忘れしてしまう。気合が出せない。そんな誰もが経験しうることです。当然私も経験があります。

それでもその子にとっては自分を許しがたい状況と感じたんだと思います。明らかに顔が引きつり、笑顔には無理やりな感がありました。もしかしたら泣き出したいのを我慢していたのかもしれません。

その後、上級学年の生徒と組手の練習をしたのですが、身体の成長度合いが違うので、技が届きません。相手の方が早いものだから、避けようとしてから腰が引けてしまって、余計に距離が遠くなってしまいます。普段は指導者が受けてくれるから気持ちよく技が出せるのに、届かない。悔しかったと思います。それが繰り返されるものだから、ついに泣いてしまいました。きっかけとしては、上級学年の生徒の突きが強めに入ってしまって痛かったことがありますが、その前からぐっと我慢していた涙を痛さをきっかけにしてとどめておくことができなかったのだと思います。

きっとこの涙が、空手に対する熱を帯びさせて、努力が増し、努力がいつか成果になって、成果がその子に達成感を感じさせてくれると思います。

型の成果

当教室では組手が好きな子が多いです。逆に形をやるとなると、時に「えぇぇぇぇ(やだなぁ)」みたいなリアクションが返ってくることの方が多いです。同じように練習した経験がある者として、その気持ちは痛いほどわかります。でも同時に、形こそが組手のよい練習にもなることを知っていますから、形の指導を頑張るわけです。ちょうど大会も近いので形の練習の比率を少し上げていたのですが、やればやるほど形は上達します。

最近の生徒さんは足腰が安定していて、重心移動による前進でスピードが出るようになりました。特に形が上達したなと思う生徒に関しては、組手をやらせた際に、明らかに踏み込みのスピードが上がり、足から手にかけての力の伝達もスムースになっていました。引き手も早くなっていて、全体的に身体を使うスピードが上がっていました。その分、相手をみる余裕ができるので、試合運びも巧くなっているように感じられました。

やはり、形は大事だなとしみじみと感じ、「もっともっと形をやれば、強くなるぞ」なんて下心を持ってしまいますが、現実としては、「えぇぇぇぇ(やだなぁ)」というリアクションをとられ続けて、それでも楽しく形をやらせるだけの指導力は、これからの課題です。


これからも頑張りましょう!

投稿者: keisuikansagamihara

相模原市中央区の空手教室です。

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