スタミナってなに?

なにをするにもスタミナは大切です。試合でも、練習でもスタミナがなければ、いくら質のいいトレーニングをしても、量が足りません。

この記事では、スタミナの要素を説明します。スタミナをつける練習方法については別の記事で書きたいと思います。

さて、問題です

いきなりですが、問題です。

空手に必要なスタミナを構成する要素はどれでしょうか?
1. 上質な肉がてんこ盛りのスタミナ丼を食べる
2. 感謝の正拳突き1日1万回
3. 呼吸筋を鍛えて、新鮮な空気の供給を誓う
4. 心臓を強くして、身体の隅々まで血液を送ることに命をかける

4以外が正解です。ただし、2のアプローチは別の方法を考えましょう。

運動だけして食べなければ、どんどん痩せてしまいます。上質な食事を心がけることはとても大事です。ちなみにこの上質な肉というのはささ身や赤み肉などの脂が少ない肉を指します。

感謝の正拳突きは長期休載の常習某バトル漫画に出てくるものです。1日1万回の正拳突きを正しくやれたら、スタミナは心配しなくてもいいでしょうが、効率は悪いですね。

3,4については以下で説明します。

スタミナとは?

スタミナとは心肺持久力に他なりません。つまり、心臓による血液のポンピングで全身に血液を送り、また、呼吸筋が疲労せずに肺での新鮮な空気の供給される状態が高いレベルであるほど、長くいいパフォーマンスを発揮できます。

全身に血液を送るためには、心臓が高い出力を出さないといけません。水が入ったビニール袋を握ると水が飛び出しますが、この時の握る力が強いほど水は高く上がります。心臓は心臓平滑筋という筋肉でできており、自動で収縮と弛緩がされるようにできています。この心臓平滑筋の収縮力が強いほど、高い血圧が出せます。(逆にいうと、高血圧の人は心臓が頑張らないと血流を確保できないので、健康な人よりも、心臓がヘタリやすいです。)

トレーニングのコツ

しかし残念ながら、心臓を鍛えることはできません。運動による心臓への負荷を減らすと考えたほうが現実的です。そのためには、とにかく最大筋力を何回も発揮することです。とにかく短い時間で極限まで追い込みます。

心臓にとっては、運動中は血圧が上がるので、それに応えようと頑張ります。あまり、頑張らせすぎると、脳が身体の危機を感じて、休ませようとしてきますから、注意が必要です。 

瞬発系の筋肉がちゃんと育つためには、持久系の筋肉が育つようなトレーニングを極力少なくしないといけません。格闘技の練習でスタミナをつけるためには、ランニングをしてはいけないということです。

筋肉が最大筋力を維持できるのは、長くても30秒程度です。筋肉が疲労から回復するまでの時間は、1分から2分程度かかります。

これを考慮したトレーニングのプログラムにすると効率的に瞬発系のスタミナを上げることができます。


格闘技のスタミナをつけるための前提知識を書きましたが、いかがでしょうか?具体的なトレーニングの方法は別の記事で書こうと思います。ただ、人それぞれ違う課題があるので、エッセンスを理解して、自分でプログラムを考えたほうがいいです。

関連記事

広告

投稿者: keisuikansagamihara

相模原市中央区の空手教室です。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。