遊びこそが最高の学び

子供にはいろいろな事を伝えて、運動や勉強でよりより能力獲得をしてほしいと願う親御様はおおいのかなと感じています。この記事では、どのようなアプローチが最も効率的に能力獲得を促せるのかにについて考察したいと思います。

指導の効果

勉強でも運動でも、ある能力獲得に関して指導者が細かく指導していくことが最良のように思われていますが、果たしてそれは正しいのでしょうか?指導をしない〇田塾なんてのもありますね。また、教育熱心な親ほど、子供に対して指導的な方法をとることが多いかと思いますが、実は子供は子供の社会の中での活動(遊び)でいろいろなことを覚えていきます。

幼児の運動に関しての研究の第一人者である杉原隆先生が行った調査をご紹介します。全国65か所の幼稚園を調査しました。園児に指導者が考えた動作を繰り返し指導する園と、遊び中心の園での比較をしたところ、なんと、遊び中心の園の園児の方が、様々な運動パターンの獲得をしていたという結果がでました。

じゃあ何がいいのか

杉原先生は、この調査の観察結果についての考察で、指導的園の園児の成績が悪かった理由として、以下の項目を挙げました。

  • 興味のない運動をやらされている
  • 説明を効いたりなどの待ち時間が多く、実際に身体を動かす時間が少なかった
  • 繰り返し運動が身体のコントロール能力の発達に寄与していない

特に幼児は同じ学年でも発達状況が大きく異なることが多く、それぞれの身体の使い方は大人が獲得してほしい動作に対して、異なるアプローチが必要であるため、画一的な指導だと、できない子供が多くなってしまうのだと思います。そうであれば、自由に遊ばせて、その遊びの中でいろいろな動きを獲得していくことが効率的だということになります。さらに重要なことは、指導的運動は児童に成績がついてしまうことです。上手・下手、できる・できないを突き付けられたら運動が嫌になってしまう児童が出てきてもおかしくありません。大きくなってから、競技志向になって、勝ち負けを意識するならいいのですが、そうでない児童期にはとにかく「楽しい」と思える事を最優先すべきという事なのでしょう。

「指導は効果なし!」と断言するには早合点

上の研究は基礎動作における比較です。当教室で教えている空手やその他さまざまな習い事、サッカーや野球、水泳などは基礎動作を超えた動作の獲得を目指すものです。当然、この動作獲得に際して厳しく指導するとドロップアウトしちゃう子供が多くなってしまうので、「楽しく」を守ることが大事で、それさえ守れれば、子供たちは無限の可能性でいろいろな運動能力を獲得していきます。その動作が存在することを示して、あまり細かいことは言わずにやらせることを指導とすればいいのだと思います。

子供の動作獲得の方法

同じく杉原先生の調査で、男の子でも女の子でも「一緒に遊ぶ友達の人数が多いほど運動能力が高い」ことが示されました。この結果と上の結果から、子供は友達の動作を見て・真似て・失敗や成功を経験して自らの動作を微調整するというプロセスを通じて新しい動作を獲得していくのだと考えられます。つまり、特殊動作に関しても、それができる動作だと認識しない限りはやろうともしないという事なので、小さいうちから同年代の子がいる環境で特殊動作に触れておくことは意義があるのだという事です。10歳くらいからは体力がついてきて、考え方も自然と競技志向になっていくので、それまでは遊びの要素を大切にして、競技毎の動作のエッセンスを中心に教える(というか、見せる)ことがドロップアウトを防ぎ、競技を好きになるための重要な要素なのかと思います。


いかがでしたでしょうか?
最近は3つの間(遊ぶ時間・遊ぶ空間・遊ぶ仲間)が少ないことが子供の体力や運動能力の低下に影響しているといわれています。親は子供に対して、これら3つの間を意識してあげるといいかと思います。この記事のテーマではありませんが、社会性も3つの間から学ぶとされています。中学受験の塾の多くは早くても新4年生くらいからのカリキュラムが組まれます。勉強が早ければ早いほどいいのなら、1年生から組まれてもおかしくないのにです。1・2年生向けのコースは理科の簡単な実験など体験ベースのことが多いのも、遊びの重要性を物語っています。

お子様の教育を真に思うなら、友達との遊びを大切にすることを考えるとよいかと思います。

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投稿者: keisuikansagamihara

相模原市中央区の空手教室です。

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