緊急事態宣言が解除されることを見越して、相模原市空手道協会で審判講習会が企画され、渓崇館代表も相模原市空手道協会の理事長として、運営に関わらせて頂きました。すごく大変でした。(ここでだけでも愚痴らせてください。)運営にご協力いただいた先生方・保護者の皆さまありがとうございました。
昨年から試合数が大幅に減っていたこともあって、選手達は戦いを求めているのか、例年よりも多くの選手が審判講習会のために集まっていました。


当教室の所属ではありませんが、ビジターとして、不定期に練習に来てくれている生徒2名もこの講習会に参加してくれました。
講習会の内容で気になったのは以下のような事です。
- 中段突きは10cm離れた間合いへの突きを得点対象とする
- 10cm以内でも、決めや姿勢などがしっかりとないものは得点にしない
難しいのは、ノンコンタクトの空手ルールは高速での突き蹴りの応酬になるため、攻撃のコントロールに正確性が要求されることです。
上記ルールに最適化するならば、「素早く、間合いの外からきれいな形で突き」さえすればよいのです。相手に技を見切られようが関係ないということです。
技を受ける方としては、見きった上で、しっかりと下段払い等で防御していることを審判にわかりやすく魅せないといけないので、大変です。
まぁ、最近は防御の意識が薄い選手が多くなってきたので、流れとしては悪くないかなと思いますが、小学生に求めるかというと難易度が高いですね。とはいえ、10cm以内の突きであれば、得点になるとなれば、自ずと当て過ぎることは減るように思うので、より安全に空手ができますからそこはいいところとして評価したいと思います。
このあたりは、空手に先手なしのセオリーに則って、しっかりと指導しなきゃなと気合が入りました。
生徒の皆、頑張ろう!
ちなみに、当教室関連の生徒の戦いぶりも端から見ていましたが、二人共非常に高いレベルの戦いをしていました。でも、それは身体能力に関してです。戦略や状況判断など、甘い部分も多かったので、次に練習に来たら、そこを指導しなきゃなと思いました。
勝たなきゃいけない試合と、勝たなくていい試合があって、後者であればより積極的に技を試してほしいのですが、目先の勝ちにこだわってしまうんですよね。わかるんですけど、もったいない。
先生は、もっと色々と試してほしかったです。例えば、直近の練習で教わったダッキングやそこからの攻撃、間合いの意識、連続技の意識etc. . .
また、練習しましょう!
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