脳から運動神経への呪縛

医学的に運動神経は背骨の脇からニョロローと出てきているもので、常に「筋肉よ動けー」と指令をだしているけども、脳からの「そんなに筋肉さんたちを働かせるんじゃない!馬鹿者!」と押さえつけられている(抑制されている)存在です。

よく、スポーツが苦手な子に対して「運動神経が悪い」という表現がされますが、根本的に間違っています。

運動神経は頑張っているのです。

運動が下手なのは、脳が運動神経を働かせないからです。(「脳が悪い」というと意味合いが違うので、絶対にいいません)
遺伝的に瞬発筋と持久筋のどちらが強いかとかは遺伝で規定されていますので、競技特性とご自身の遺伝的特性のミスマッチがあると、成績が伸びづらいのですが、それは神経が悪いんでなくて

脳からの呪縛を振り払う

では、どうやったら、運動神経の脳からの抑制という呪縛を解き放つことができるのでしょうか?

それは、圧倒的な運動のプログラミングです。

赤ちゃんの時から脳は、寝返る・座る・つかむ・立つ・歩く・投げるetc…と徐々に複雑で力がいる運動を学び続けています。しかし、これらは原始的な動き、つまり、もともと生まれた段階で獲得が約束されるよう脳にプログラミングされた動きです。

スポーツで必要な動き、例えば、野球ではバットで球を打つ、空手で相手に突きを出す、などの動きは原始的にはプログラミングされていません。脳はプログラミングされた動き以外はできない仕様になっているので、スポーツが上達したければ、地道にその動きを練習して脳にプログラミングしていくしかないのです。これは音楽も一緒で、ピアノの指の動きだって、一定のパターンの鍵盤の抑え方があり、それを習得していきますし、ドラムも基本は8ビートを右手で刻んで、そこに左手や足の動きを乗せていく動きのパターンを習得していきます。

(医学的には、前頭前野や小脳・後頭葉といった部位が複雑に連携しているのですが、難解なのと、それを知ってもしょうがないので、割愛します。私的にはメチャクチャ話したい事ではあるので、いつかどこかで。)

プログラミングの注意

脳は柔軟なようで頑固なので、今までやったことがあるような動きしかスムーズにできません。つまり、練習で習得する際には、実践・実戦を想定した動きでないといけないということです。

空手の組手での突きを練習するときに、単発で練習する時を例にしますと、突きを出すほうが、「単発の練習だけど、頭の中では次の攻撃をする」など実戦を意識して練習することは当然として、ミットなり、突きを受けてあげる方も、実戦を意識して色々と変化をつけてあげないと試合でお互いにとって効率的な練習にはなりません。

誤解がないように、蛇足ながら、フォームの練習は実践性はある程度諦めて、より身体が早く・強く動けるようにする工夫をしていきます。ここで言うプログラミングとは、その練習したフォームを実戦に落とし込んでいくことを指しています。


いかがでしょうか?練習を効率的にするヒントになれば幸いです。当空手教室での練習も、なるべく基本や形も実戦で使えるような意識付けの工夫をしていければと思っています。何かいい方法があれば、是非教えて下さい。

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投稿者: keisuikansagamihara

相模原市中央区の空手教室です。

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