イメージトレーニングの重要性

記事のイメージ。両手を広げて天を仰ぐ男

スポーツの経験がある人で、イメージトレーニング、いわゆるイメトレをしたことがない人はいないと思いますが、イメトレのやり方を考えることはあまりないかと思います。

この記事ではイメージトレーニングのやり方をお伝えします。

イメトレの重要性

人間の脳は動きをイメージしただけで、その動きをするための部位も活動する事は以前の記事「虚と実、意識と無意識」でもお伝えしたかと思います。それは、全身のあらゆる部位でも同様の事が起きていて、目の動きや感情もイメージするだけで、変わります。

ビジネスでのプレゼンや試験前でも、イメトレをしておくことが有効なのはそのためです。

バスケットボールでのフリースローの成績を比べた研究では、

  1. イメトレ+練習
  2. 練習のみ
  3. イメトレのみ
  4. なにもしない

この順で成績が良かったと報告されました。

元々練習で培った運動イメージがあるからこそ、イメトレが有効になるのだと思いますが、すごくないですか?他にも、イメトレによる筋力増大効果が示された研究があったりもします。

イメージの仕方

イメージは脳のあらゆる部位を活性化させます。だからこそ、テキトウなイメージだともったいない時間を過ごすことになってしまいます。

イメトレの際には以下のことに注意してください。

  • 詳細な環境、雰囲気
  • 環境中での感情
  • 相手の特徴
  • 自分の視線

これらをイメージは詳細で、リアリティがあるほど、良いです。それらがイメージできたら、いよいよ習得したい動きをイメージしてください。ここで大事なのも、

リアリティ

です。

空手の蹴りなら、蹴りはじめの時の手の位置や形、相手の反応、蹴りの軌道、蹴り終わりのときの相手との位置関係、相手の反撃等、をイメージする事になります。(審判からの見え方も研究してみてもいいかもしれません)

なににせよ、

「イメトレで掴んだヒントを実際の練習で試して、そこで得た経験が、イメトレのリアリティに活かされる」

という循環が大切です。

気をつけること

第三者目線での自分の動きをイメージすることは、動き方を分析するにはいいのですが、実際の動きに近づけるためのイメトレにはなりません。動きの習得のためには自分目線でやりましょう。

また、いくらイメトレとはいえ、あまりにも実力に見合わない動きは、脳が筋肉の動きをイメージしにくいので、モチベーションの管理目的以外では注意しましょう。

ちょっとできない、ちょっと難しい動きをイメージする。

その積み重ねで、不可能とすら思えた動きも、いつかイメージできるようになり、そして、実際にできるようになります。


いかがでしたでしょうか?

イメトレはいつでも簡単にできます(お風呂の時間でも、通勤通学の時間でも)が、テキトウにやると、とってももったいないです。是非、イメージ力を強化して、イメトレの質を上げていきましょう。

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虚と実、意識と無意識

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投稿者: keisuikansagamihara

相模原市中央区の空手教室です。

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