ちゃんと体動かしていますか?&感染症の動向9月7日時点まとめ

コロナウイルスの驚異はとどまるどころか、むしろ拡大しているようにすら感じられます。この驚異の中には、感染それ自体ももちろんですが、特に小学生や中学生にとっては、成長が機会が奪われ、格差が広がっていってしまうことも危惧されます。もちろん、できる子はどんどん成長していけばいいのですが、そうではない子にとっては、危機的状況です。自粛中だからと言って、こもってばかりではいけません。

この記事では感染のみを考慮した驚異と運動の観点からの成長機会の損失を考えていくことにします。

感染の驚異

まずは日本全体の人口への驚異を考えてます。コロナウイルスによる致死率は年代ごとに変わります。以下の表は日本の全人口が感染した場合に想定される死者数です。その下が表から作成されたグラフです。週の報告数を用いるのは現在はワクチン接種が進んでおり、過去の数値を参考にすることによるバイアスを除くためです。なお、死亡者数は感染から遅れて増えてきますが、感染者数が減少に転じていることを考慮すると、概ね妥当な推論ができると考えています。

年代人口(単位 万人)重症化率死亡率想定死亡者数
(単位 万人)
~9歳95200
1 0代1091000
2 0代126700.0000380.049
3 0代13740.000020.000180.25
4 0代17840.000330.000641.2
5 0代 16810.000790.00213.6
6 0代 15290.00120.01117.5
7 0代 16460.00480.04573.7
8 0代以上11980.00130.12148.9
合計125300.000350.009245
人口は総務省統計局の人口推計(令和3年8月版を使用); 死亡率と重症化率は厚生労働省のオープンデータで8月25日から8月31日のPCR陽性者、死亡者、重傷者より算出; ちなみに令和3年9月5日時点で、累計死者数は10万人あたり13.0人。2020年の累計では10代までの死亡率は0、20代では6-8月で0.01%です。

20代以下の死亡率は、かなり低いものとなっています。これを以て子供は安全だからコロナは大丈夫などと言うつもりはありませんし、重症化も嫌だと思います。コロナ流行前の死亡統計では、40歳未満の肺炎での死亡はだいたい10万人あたり0.8人、40代は1.5人、50代で7人程度とされていたので、人口に当てはめると、肺炎で亡くなる方は40代までで1000人弱/年となります。上記の表の数字と比較して、全人口に感染するという極端なシミュレーションにはなるものの、コロナによる想定死者数はその10倍以上です。ただし、現在の感染者数は2年間で延べ約160万人程度ですので、感染確立からすると、全国民が感染するまでには10年以上はかかります。そう考えると以前からの肺炎死者数と同定度ともいえるかもしれませんが、肺炎は様々な疾患を含んだ数、コロナはコロナ単体での死者数ですので軽視は禁物です。ちなみに、80代以上の肺炎での死亡は130万人/年です。

コロナウイルスワクチン2回接種完了は65歳以上で87%、全年齢では42%となっており(つまり65歳未満では30%弱)、ワクチン接種による死亡率抑制効果が大きい高齢人口ではすでにワクチン効果を織り込み済みの死亡者数とも考えられます。一方、若年~壮年世代ではワクチン接種がこれから伸びるので、ワクチンの効果が想定通りの感染抑制効果9割なら、上記想定の22万人から3万人以下にはなるのではないでしょうか。(死亡率も下げるようなので、もっと少なくなると思います)

ちなみに、9月7日現在までのワクチン接種後の死亡は1000人程度となっています。因果関係があったとしても、コロナウイルスによる死亡者の減少数はワクチンによる死亡を極端に上回ります。

感染以外の脅威

一方で、自殺率の増加などに代表される、感染以外の脅威もあります。(社会的影響とでもいいましょうか)教育機会の減少、運動機会の減少、社会的かかわりの減少は死亡率が0%の10代まで(あるいは30代までも含めてもいいかもしれません)の若者にとっては、知識や技能の習得ができないという、将来に関わる問題の方が大きいといえます。日本財団・三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社による調査レポートでは、学力格差(世帯の収入により異なるようですが、議論が複雑化するので、割愛)、学校等で従来経験されてきたイベントの減少により非認知能力の低下が示唆され、精神的安定も10%ほど低下しているようです。

ちなみに、自殺者数が増えているなどと言われていますが、2020年度で11年ぶりに増加(3.7%)と騒がれていますが、母数自体が2万人程度で日本の人口が1億2千万人なので誤差範囲です。

スポーツと教育の研究者である中野貴博先生によると非認知能力と体力には関連があるようです。(参考)幼児379名を対象とした調査で、運動能力と非認知能力の関連を調べてみると、25m走や立ち幅跳び、ソフトボール投げの成績が良い幼児は非認知能力も高かったとのことです。幼児の成長は早く1年の中でもどんどん変わるため断面的な研究では必ずしも因果を導き出せませんが、直感的には運動によって、思考力や協調性など学ぶところが大きいと思われます。

コロナウイルスによる健康上の被害が少ない世代にとって、コロナ禍で学力も学力以外の能力も奪われているといえます。「感染対策をしたうえでの運動によるベネフィットは健康上のリスクを上回る」、「将来を担う子供たちの成長機会を失ってはいけない」と考えて教室を開くことにしました。

事実ベースで推論をしているつもりですが、端折っている箇所もございます。ご意見等ございましたら、下記にお願いいたします。

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投稿者: keisuikansagamihara

相模原市中央区の空手教室です。

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