黙想の重要性について

皆さん、集中できていますか?集中力がなくて困っているなら黙想で身につけましょう。

空手では、練習の前後に「黙想」を行います。黙想は、内なる自分に目を向けて、深層心理にはたらきかけて、考え方や動き方について考察する時間です。(一種のイメージトレーニングといえば、想像しやすいでしょうか?)この時間は100%自分に集中します。
スポーツも武道も身体を動かす種目では、戦術はもちろん大事ですが、それだけでは勝てません。相手と対峙し、何かしらのアクションをされたときに反射的に身体を動かさなければいけない場面が多々あります。考えて動いていたら身体は遅くなるのです。
この反射が一番早く発現するためには、考えていないこと、集中していることが大事です。黙想はイメージトレーニングだと冒頭では述べましたが、一方で、無心になることも瞑想に含まれます。
日常生活においても無心になることは大変重要です。特に不安や緊張を感じやすい方というのは、他人からの視線や想いへの比重が高く、自分への集中ができていないことが多いです。内なる自分に意識を向けて、外部からの刺激を入れないこと、自分から自分に向けられたネガティブな情報を遮断する術として、無心になる技術が応用できるものと考えられます。
鬼滅の刃で有名な言葉「全集中の呼吸」というのは、呼吸によって集中力を高めると説明されますが、実生活上の応用としては、ある動作により呼び出される癖(今回の場合は無心や集中)を体得するということになります。
黙想では目をつぶることで、視覚的情報を遮断し、深層心理へ意識を向けやすくなります。これを練習の度に行えば、それが癖になります。精神状態も身体と同様鍛えることができ、それは、難しいことではなく、日々の中で自分に意識を向けることを癖つけていくだけでいいのです。
空手を始めてすぐの子供は瞑想ができません。笑ってしまったり、隣の子にちょっかいを出したりしてしまいます。しかし、毎回のように黙って目をつぶり、自らを省みることを指導していくと、半年も経てばそれなりにできるようになっていくものです。(やってみたらわかりますが、実は大人でも最初はできません。何かしら別のことを考えてしまいます。)

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投稿者: keisuikansagamihara

相模原市中央区の空手教室です。

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